牧野フライス製作所様/富士勝山F,MSL を見学させて頂きました!
2025年3月18日ー19日、当社技術スタッフ9名にて株式会社牧野フライス製作所殿
富士勝山工場 および MSL( Materials Science Laboratory ) を見学させて頂きました!
写真のように富士山の麓にある、マキノ様の先端工場/技術開発拠点です。
※MSL( Materials Science Laboratory ) は地図にも乗せていない秘密ラボの位置付けだそう。
得るものは多かったです。
・Quality First!
⇒ダミー・ウエイトの名称は ” Quality Weight ” 言葉ひとつからでも。
・傘の置き方ひとつ…理路整然と取っ手の向きさえ揃えている
⇒”高級感”を生む出すものは、高価なモノを揃えることではなく、意志。
・工程集約を飛び越えて、工程削除
⇒切削加工でも、研削加工以上に仕上げることは可能。目的に応じて工程削除。
・あくまで合理的に、ロジカルな技術追究
⇒”なぜならば”、”どのように評価”が明快。
・とはいえ、あくまで顧客目線、市場の要望に向き合った技術追究
⇒積み重ねた行動量に対する自負と、要望や目的に応えているか、を謙虚に内省する姿勢の共存。
・当社は加工が止まらないように(内段取り時間の短縮)、マキノ殿はCost/Partsで加工時間の短縮
⇒部品1個当たりの生産コスト=機械チャージ+工具費+手作業工数
・人手不足時代に、とにかく人を介さない、バラツキ要因を抑える
・”ターン・キー”という文化、考え方 機械だけでなく顧客企業の生産ラインそのものも請け負う
⇒ものづくり企業にとってのコア領域≒生産技術さえアウトソース化の時代
…成果や立上げスピード、金で買えるものは手っ取り早さを問う時代!?
やれば出来る努力を積み上げていく姿、なかなかマネできることではないかもしれませんが、
成長=行動量、目指す姿として目に焼き付けました。モヤモヤしていたものがスッキリした気がします。
ローカルの中小企業でしかない当社、それも参加者9名もの訪問に、お忙しい中、お時間・工数を割いて下さり、
また、19日は降雪による交通機関の乱れもありましたが帰路までご配慮下さり、心から御礼申し上げます。
マキノファン度合いは100%を振り切れて120%、”これまで通りのマキノさん”を祈念しています!
ありがとうございました。
株式会社森川ゲージ製作所
代表取締役 森川正英
枝垂れ梅2025 開花!
テックマイスターご指導、2024年度全20回満了!引き続き2025年度もやります!
2025年2月21日(金)開催時風景
隔週で平日午後の約半日、合計20回に渡って開催しておりました、テックマイスター須浪様の指導会、
2025年2月21日で20回開催・満了となりました。
※香川県職業能力開発協会「若年技能者人材育成支援等事業」(厚生労働省委託)
ものづくりマイスター実技指導に係る講師派遣制度を活用させて頂いて
当社は元々”仕上げ屋”です。
コアコンピタンスである精密仕上げ技術を、もっと高次元に、もっと効率よく、と考えて約10年程前から
積極的にその仕上げの前工程である機械加工工程、精密測定機器への設備投資を続けてきました。
揃ってきた工作機械や測定環境は、質・量とも、社員60名の中小企業レベルではない、と自負しております。
が、設備台数が増すにつれ、機械保全や、作業者個々のスタイルに依存した状況を標準化していく必要性、
従来にはなかった別の課題に直面することとなりました。
テックマイスター・須浪壽様にご指導・アドバイス頂き、技術課題の突破、標準化を進める上での考え方、
受講者個人の力量UPもさることながら、当社の生産技術としても1段レベルUP出来たと考えています。
"どうせ教わるなら第一人者や出来るだけ詳しい人に教わる方が成長できる”、そう感じます。
2024年度の取組みとしては一区切りですが、追求や成長に終わりは有りません。
2025年度以降も継続して取り組んでいきたく考えております。
大型舶用エンジン部品や建設機械クレーン向け油圧機器を扱う当社は、社会インフラ系ものづくり企業です。
難しい案件、重要部位を担わせて頂いていながら、当社製品の誤作・不具合・納期遅れ等々で
お客様にご迷惑をお掛けすることも多々あります。忸怩たる想いを持っています。
発展途上ながら、問題・課題に向き合い、真摯にものづくりを追求する姿勢だけは持ち続けております。
トラブルがありましても反省し、再発防止・改善・向上に取り組んで参りますので、
引き続きご愛顧ご指導のほど、宜しくお願い致します。
本社A棟北面補修完了、MGWカンバンも更新!
昨年12月頭から始めていた本社A棟の建屋壁補修工事が完了しました。
一部追加工事を残していますが、壁補修と併せてカンバンも更新いたしました!
夕方~23時迄の間はライトアップ出来るようにしました。
当社名は株式会社森川ゲージ製作所、英語での表記は『Morikawa Gauge Works』になります。
森川ゲージさん、と呼んで頂くことが多いのですが、いわゆる”前㈱:社名の前に株式会社が付いている”で、
森川ゲージのうしろに、 ”製作所” が付いています。ちょっと長いです。
『Morikawa Gauge Works』の頭文字をとったMGWは当社のブランドマークとして商標登録もしています。
この機に、ぜひぜひご認知いただきたく、宜しくお願いします!
創業70周年!全てのご関係の皆様に感謝申し上げます
新年あけましておめでとうございます。
2025年1月1日、当社は創業70年を迎えることができました。
これまで当社を支えて頂きました全てのご関係の皆様に、改めまして感謝申し上げます。
当社は1955年1月1日、各種ゲージの製造を目的に森川逸三(もりかわ いつそう)が創業しました。
日本が戦後の復興へ向かう中、消失した様々なインフラを整えていく、大量にモノを生産していくには、
昔ながらの1つ1つの現場現物に合わせて微調整を行いながらのモノづくりではなく、
構成部品1つ1つの精度をあげ、調整代を少なく早く組立てていく必要がある。
それには、1つ1つの部品を正しく精緻に評価できる測定器も必要、ノギスやマイクロメータといった
現在では汎用的な測定器もまだまだ入手困難な時代の中、製作する上でのリソース、初期投資が
そう大きなものではないものの、部品精度に直結するゲージは付加価値高く、ゲージ製造が事業として
成立しやすいのでは?と踏んでの起業であったと聞いております。
とはいえ、田園に囲まれた三木町界隈で、ミクロンオーダーのゲージが必要とされる分野も限られており、
持っているスキルが活きるものであればお客様から持ち込まれた色んな要望に応えてきた歴史もあります。
市場要望にどうにかこうにか応える自負、それが当社理念の
『どなんかするを誇りに どなんかできるを喜びに』のバックボーンとなっています。
その名残として?、今現在においても営業部門を持っておりません。
そして1971年9月1日に株式会社森川ゲージ製作所として設立され、現在54期目となります。
52期、53期と過去最高売上を更新してきましたが、54期に入りましても、同等ペースで進んでいます。
むしろ、生産キャパ都合により、折角のお客様からのお引き合いに応え切れておりません。申し訳ありません。
思い描いた志はあり、長期目線で、当社の成長へ向けた当社なりのステップ,組織作りを進めています。
現在は時代の大きな転換点。多様性のなかでも、各々の社員、世間からみた当社、存在意義は認められてこそ。
当社理念『どなんかするを誇りに どなんかできるを喜びに』、言うは易し、愚直に追求して参ります。
引き続き、ご愛顧のほど、宜しくお願い致します!
株式会社森川ゲージ製作所
代表取締役 森川正英

創業間もない頃
写真中央が創業者・森川逸三。写真手前右端が2代目社長・森川英憲。