平成27年度補正 ものづくり支援補助金に採択頂きました

昨日結果発表があり、
タイトル『当社特許技術ロータリージョイントの機能向上の為の精密研削加工技術開発事業』
なる当社の支援申請事業が採択されました。 採択案件一覧/全国中小企業団体中央会殿公表

当社のような母体の小さな企業では、新事業創出や、発展・向上を目指しての投資において、
大きなリスクを伴います。支援頂けることは非常にありがたいものです。

地方の非上場中小企業では、どんな会社なのか見えにくい、やっていること、考えていること、
正しく認知頂けていない場合があるように思います。
せっかく画期的・世の中に貢献出来うる事業を手掛けていても、なかなかニュースにならず、
埋もれてしまっていることも多いのではないでしょうか。

当社の場合ですと、社名に”ゲージ”とありますので、初めて当社と接する方の大半は
”ゲージを作っている会社”または”測定機器だけを手掛ける会社”と認知されます。
(※こだわりがあり、当面社名変更は考えておりません)

これまで様々なことを手掛け、変遷を経てきた結果、当社の現況は
①コア技術である鏡面仕上げなど、精密仕上げ技術を活かした精密部品加工・組立
②流体の知識を活かした油圧空圧機器の設計・製造
を主業とし、創業当時からの測定器関連の仕事ウエートは1%以下となっております。

公的機関に認定いただくには”ちゃんとした会社”であり、”世の中の役に立ちそう”と
判断されなければなりません。
今回は全国24,011件の案件中、7,729件の採択だったようですが、認定頂き、公表されることで、
当社の活動を世に問うことになるのではないか、手前味噌ながらそう考えております。

有効に活用できますよう、今後とも努力して参ります。


第21回QC検定に3名合格しました!

第21回品質管理検定(QC検定)の結果発表があり、当社より2級1名、3級2名が合格しました。

これで当社全社員56名のうち、2級合格者7名、3級合格者24名となりました。

QC検定にトライする目的は、試験合格ではなく、あくまでQC=製品品質をどうやって維持向上していくか、
考え方や方法を学ぶことにあります。

当社のお客様は大手製造メーカー様が多く、お客様のご要望に応え、お取引を円滑に進める上で、
品質管理についての基礎的知識を持ち合わせていることは必須となりつつあります。

昨今、企業の不正についてのニュースが多くなっています。
会社は一人では運営できませんが、一人の未熟者起因で会社全体を大きく悪くすることは有り得ます。

試験の合否よりも、当社社員全員がQC検定3級を満点で合格できる知識を持つこと
を一つの目標にしています。


大阪府の桜井鉄工所様ご来訪

先日、懇意にさせて頂いております大阪府のニッチトップ企業、株式会社桜井鉄工所様から
3名ご来訪、当社なりには努力しているつもりの5S活動やカイゼン活動をご視察頂きました。

早々に見学レポート提出、見学時の様子も先方のホームページ上で取り上げて頂きました。


同じ製造業に身を置くもの同士、現場見学はいつも熱くなります。
記事には多分に買い被りがありますが、良い面も悪い面も、当社のトライ&エラーを包み隠さず見て頂きました。

『臭いものこそ表に出す』・・・誰もが隠したくなる良くないこと、改善すべき課題も直視し、オモテ化し、
解決に取り組む会社でありたいと強く考えています。




新規設備導入!




大安吉日の本日4月21日、富士山の麓でつくられた新規設備を搬入・設置しました。

雨がパラつく天気の中でしたが、搬入業者様の配慮で、極力機械を濡らさぬようコンパクトなトラッククレーンを
建屋内に入れ、細心の注意を払いながら荷下ろし頂きました。
(※富士山の写真は、4月15日の機械精度立会検査時にメーカー殿屋上より撮影したものです)

『製造業は設備投資に尽きる』とも言われますが、ものづくりの基本となる測定器、各種ゲージを
大した設備を使うことなく手仕上げで製作することから事業がスタートした当社では、いかに工作機械が
高精度化されようとも、訓練された人間の手の方が優れており、保有する設備以上の高精度製品を
世に送り出してきた、という自負があります。

今でも、いざとなれば熟練者の手仕上げで最終精度を確保する、それが可能な熟練者を多数輩出している、
ということを一つの誇りにしています。手仕上げ士の訓練・育成は変わることなく継続しています。

ただし、より安定的に、より早く、より多くのものをつくる上では、人間の手による作業では限界があり、
それなりの設備も積極的に導入しています。

今回導入機メーカー様は、機械そのものの静的精度が高く、ベットや摺動部など重要部位の作り込みにおいて
競合他社製のものより圧倒的なこだわりを感じます。
加工する機械そのものの精度が良いほうが、加工するモノの精度も良くなる。
制御技術の進歩が目覚しく、なんでも”補正する”昨今でも、基本に忠実な様はブレていないように映ります。

昔ながらの手仕上げ職人育成と精鋭設備の導入、一見相反することのようですが、
『高精度とは原理原則の追求』であり、大局で捉えれば『本質はそう変わらない』。
また、『機械はあくまで道具』、『機械を扱うのも人間』、結局、『まずは人財ありき』
『人財育成はなによりも効果的な投資である』と当社では考えています。

導入機をより早く活用し、お客様のご要望に答えるべく努力して参ります。




2016花見

4月2日土曜日終業後、当社本社事務所前にて花見を行いました。

例年、天候が悪く桜鑑賞ができないことも多いのですが、今年は天候も良く、
ちょうど桜満開のピークと重なりました。

新入社員が幹事と共に準備を手伝い、名誉社員も駆け付けて頂き、
ガヤガヤと夜桜も楽しむことができました。
また、締めのあいさつ後、社員の重大発表(お慶び)も飛び出し、これも恒例となりつつある
”話題の社員”への胴上げにて散会しました。

社員の生活あっての企業運営、良いことが続きますように、毎日努力していければと思います。