新規設備導入!
大安吉日の本日4月21日、富士山の麓でつくられた新規設備を搬入・設置しました。
雨がパラつく天気の中でしたが、搬入業者様の配慮で、極力機械を濡らさぬようコンパクトなトラッククレーンを
建屋内に入れ、細心の注意を払いながら荷下ろし頂きました。
(※富士山の写真は、4月15日の機械精度立会検査時にメーカー殿屋上より撮影したものです)
『製造業は設備投資に尽きる』とも言われますが、ものづくりの基本となる測定器、各種ゲージを
大した設備を使うことなく手仕上げで製作することから事業がスタートした当社では、いかに工作機械が
高精度化されようとも、訓練された人間の手の方が優れており、保有する設備以上の高精度製品を
世に送り出してきた、という自負があります。
今でも、いざとなれば熟練者の手仕上げで最終精度を確保する、それが可能な熟練者を多数輩出している、
ということを一つの誇りにしています。手仕上げ士の訓練・育成は変わることなく継続しています。
ただし、より安定的に、より早く、より多くのものをつくる上では、人間の手による作業では限界があり、
それなりの設備も積極的に導入しています。
今回導入機メーカー様は、機械そのものの静的精度が高く、ベットや摺動部など重要部位の作り込みにおいて
競合他社製のものより圧倒的なこだわりを感じます。
加工する機械そのものの精度が良いほうが、加工するモノの精度も良くなる。
制御技術の進歩が目覚しく、なんでも”補正する”昨今でも、基本に忠実な様はブレていないように映ります。
昔ながらの手仕上げ職人育成と精鋭設備の導入、一見相反することのようですが、
『高精度とは原理原則の追求』であり、大局で捉えれば『本質はそう変わらない』。
また、『機械はあくまで道具』、『機械を扱うのも人間』、結局、『まずは人財ありき』、
『人財育成はなによりも効果的な投資である』と当社では考えています。
導入機をより早く活用し、お客様のご要望に答えるべく努力して参ります。