新規設備導入!
先日の12月22日(土)友引、あいにくの小雨模様の中、新規設備の搬入を行いました!
無事に完了、翌週25日より据付調整、稼働立上げを行っています。
今回導入機は、金型や航空機向けを主戦場とする工作機械メーカーが、一般産業用にも受け入れられる
機械を展開したい、ということで売り出した機種と聞いております。
大変名誉なことに、2014年JIMTOFでの同機出展ブースに当社加工品を展示頂いたこともあります。
当社としては同型機3台目の導入、『高精度とは、原理原則の追求である』と再認識させて頂いた
非常に思い入れの深い機械になります。
当社は大型舶用ディーゼルエンジン機器を主業の一つとしております。
自動車業界では、ガソリン・ディーゼル車からハイブリッド車や電気自動車へと、緩やかに置き換わっているかと
思いますが、舶用ディーゼルエンジン業界は、従来の機械式から電子制御式に、一気に置き換わりました。
伴い、当社にご依頼頂く生産品目も機械式エンジン部品が一気になくなり、電子制御式エンジン部品への
受注シフトが命題でした。電子制御式⇒油圧駆動部品が増え、建設機械用油圧機器をもう一つの主業と
する当社にとっては、どちらかというと追い風が吹いた状況ではありました。
が、精度的に厳しい幾何公差を要求される製品が多く、高精度加工という点において、振り返ると
同機導入も当社のひとつの転換点であったと思います。
初号機導入時の加工品が現在の当社主力商品となっています。
試作品納入から、途中リーマンショックがあったり紆余曲折を経て、量産立上げまでに約7年を要した製品が
(もちろん、お客様のご指導ご支援あっての賜物ですが)当社の現在の主力商品として育っています。
まずは事故なく安全操業を、出来れば大いに活躍を。機械を活かせるよう努力して参ります!