当社創業第一号の仕事『松木庵・釣り鐘の彫刻』、説明パネル設置!



昭和30年1月1日、当社は精密仕上げ技術を基に、ゲージの製造から創業しました。
そして今現在は油圧空圧機器の設計・製造へと第2創業しています。

戦後復興から高度成長期へ向かいつつあった創業当時、ものづくりを大量生産型へ移していくには、
それまでの一つ一つの部品ごと・現場現物合わせのものづくりから、寸法や品質的に均質な
”揃った部品づくり”をすることが必要ではないか?
それには、製造現場で公差通りか良否判定できることが必須ではないか? 
さらには、測定の基礎となる高精度なゲージが必要ではないか? 
そしてそれには、創業者の持ち合わせた精密仕上げ技術が活きるのではないか?
との思いから、ゲージ製作を主業としたと聞いております。

しかし意外なことに、当社創業第一号の仕事は『釣り鐘の彫刻』です。
創業当時、「せっかくなので形に残る仕事が良いのではないか?」というご支援・お世話を頂き、
三木町田中の松木庵様の釣り鐘に、寄進者のお名前ほか鋳造会社、「南無阿弥陀仏」などの文字を
彫刻した、というのが当社創業第一号の仕事です。
ご縁があり、2017年の6月にその釣り鐘をお引取りさせて頂き、当社第2工場事務所に展示しています。

『始まりがあるから、今がある』、これまでの60年間の途方もない積み重ねのうえに
当社の今日があります。これからの60年がどのように変遷していくのか想像さえも出来ませんが、
当社および当社にご縁のある方々に語り継ぐべく、説明パネルを設置しました。
パネル製作には、四国工業写真株式会社様にデザインから配色まで、細かな点まで大変お世話になりました。

ご来訪の際には是非ご一覧くださいませ。今後ともご指導のほど、宜しくお願い申し上げます。