牧野フライス製作所・上田良樹様にご来訪頂きました!
11月15日、株式会社牧野フライス製作所・代表取締役副会長・上田良樹様に表敬訪問頂きました。
早速のお礼状まで頂いております。
牧野フライス製作所殿は金型や航空機向け部品加工を主戦場とする工作機械メーカー、当社では2014年に
初めて導入させて頂いて以降、ほぼ毎年、新台の導入を続けています。
もちろん、当社の期待に応えて頂いていること、加工技術向上に貢献頂いていることから続いています。
2014年の初導入当時から、当社のコア技術であるラッピング=鏡面仕上げ を、品質および効率面で
もう一段高いレベルへ高めたいと考え、その前工程の機械加工工程への強化・投資を続けてきました。
結果、当社本来の得意ゾーン、組立調整や手仕上げを要すご依頼から、従来には少なかった単品部品加工だけ
の引き合いも増えています。難易度が高く他社が手をあげなかったモノなどを粘り強くトライしてきた結果、
加工技術のレベルは格段に上がったという自負はあります。
ただ、いくら技術向上を図ろうとも、世の中に必要とされる”生きた”技術でなければ価値はありませんし、
当社の現状では、”短納期で”という顧客要望には十分応えきれていません。課題です。
今回の上田様ご来訪時には、目の前の課題解決とは別に、将来においてのサステナビリティ(持続可能性)
のあるビジネスモデルとは?という問いに真摯に答えて頂きました。
圧倒的に優位な立場の大口顧客と、それを無条件に支える協力工場、という図式は、少子高齢化・
人手不足の影響が強まる中、協力工場も疲弊してきており、崩れつつあると思います。
当社では、『工程集約』『連続運転化』『平準化』の3つを中長期の大きなテーマとして掲げています。
テーマ3つは相互に関連する内容でもあり、連続運転を実現するための無人化・自動化・『工程集約』、
『平準化』を実現するための標準化(属人的ではない環境づくり) に取り組んでいます。
限られたリソースの中ですが、目指すところは、
従来通りの職人・職人技育成と、職人・職人技に依存しないハイブリッドなものづくり、特に、
人的リソースの活躍を後押しできる環境づくりへ、ハード(設備投資)、ソフト(段取短縮プロジェクト)
両面から、よりシステマチックなものづくりカイゼンに取り組んでおります。
今後ともご指導のほど、宜しくお願い致します!