5月7日、社内教育訓練を実施しました!
当・森川ゲージ製作所、5月6日よりゴールデンウイークを明け、再始動しております。
取引先様などからのお問合せもまだ少ない5月7日(金)、社内教育訓練として、
現実の製品そのものを利用した、部品検査・実技テストを行いました。
2種類の部品を8分間という時間制限の中で、ノギス、外側マイクロメータ、
シリンダゲージを用いて寸法、表面粗さなどを検査する内容でした。
当社はものづくり企業です。
総務業務を除く、ものづくりに係る全ての職種において
『図面を読み取る力』および『正しく測定(評価)する力』という
基礎・基本となるスキルがどうしても必要、その訓練となります。
調べたらわかること、一般的に知られている事実を探すことは
インターネットが普及する今日において、そう重要ではないかもしれません。
しかし、やり方・方法が分かっても、その通りに出来るかどうか、
良いものが作れるかどうか、何度繰り返しても不具合とならないか、は別問題です。
実際に出来るか、その力があるか、というのはますます重要になると考えます。
当社においても、無人化自動化を進めておりますが、同じ材質の製品を同じ機械で
同じように加工したとしても、ミクロンやサブミクロンの世界で全く同じモノは出来ません。
常に変化しています。
微妙な変化にも対応し、同等に仕上げる、という点において現時点でも、
機械よりも訓練された人間のほうが精度の高いものづくりが可能です。
もちろん、名人芸のような作業に依存するのではなく、技術の力で数値化・可視化し
解決していくことにも注力していますが、微妙な変化を感じ取れる人材育成、
それには基本を大切に、基礎となる正しい知識を持つこと、そして知識だけではなく
実戦に裏打ちされた確かな技能の育成に注力して参ります。
今後ともご指導のほど、宜しくお願い致します!