テックマイスター・須浪壽氏による実技指導スタート!
『ものづくりマイスター実技指導派遣』制度に申し込み、テックマイスター・須浪壽氏による
実技指導がスタートしました! 2週間毎に約半日、今年度中に20回開催予定です。
当社の今後を担う若手現場リーダー層、もっと上を目指したい・成長したい層を中心に、
これまで当社内でなかなか改善できなかった加工技術上の課題をピックアップし、
アドバイスを頂きながら改善・解決していくことで、実務能力、解決能力UPを狙う活動です。
今回は初回でしたので、顔合わせ・挨拶の場からスタートしましたが、本題に入ると、いきなり目から鱗でした。
当社では技能検定2級以上の有資格者が約60%、技能習得に会社からもバックアップしています。
資格習得へトレーニングを積むことが、基礎能力の習得や日常のルーティン作業を何回やっても同じように、
安定的に良品を作り込む素養を養うことには大いに役立っていると感じます。
ただし、身に付けた基礎を応用していく段階、今まで経験のないこと、原因の分からない課題を分析しながら
糸口を見つけ、切り開いていくこととは、トレーニング方法が若干違っているのかな、成果をあげるためには
これまでと違うインプットが必要なのかな、との仮説から今回のご指導依頼となりました。
ものづくりには、”これが正解”という決まった答えはなく、解決方法やアポローチも無数にあると思います。
トライする課題が難しければ難しいほど、解決へ意欲を燃やす人種が存在します。
傍目には、何度も失敗して手こずり倒しているように見えていても、本人的に”楽しんで”いる場面見掛けます。
当社の理念は『どなんかするを誇りに どなんかできるを喜びに』というものです。
ちょっと上から見たような物言いになってしまうかもしれませんが、須浪様は間違いなく”こちら側の方”、
大変不躾ながら、かなり近い感覚のお仲間、なのではないかと、勝手ながら考えています。
一人ひとりに知的好奇心があり、自分の考えた解決策が上手くいった、解決策がようやく見つかった、
成果が出た時の達成感、承認欲求、誰しもあるものではないかと考えています。
現場近くで汗をかきながら、各者各様の解決方法をあーでもないこーでもない、と技術談義に花を咲かす、
いつの日か、当社内のどこかに、技術スタッフの集うラボのような場が出来ればと思っています。
今後ともご指導のほど、宜しくお願い致します!