新規設備導入!
8月21日、新規設備の搬入・設置を行いました!
多品種少量ながら重要部位・お客様のライン向けリピート品が多い、という当社の特性の中で
当社の機械レパートリーの中では、とことん精度を追及するというより、汎用的で使い回しのよさそうな
ゾーンを狙った設備選定となります。コンパクトながら機内スペースは大きいと思います。
また、今回導入機は ”サーモフレンドリー”を標榜され、評価も高いメーカー製となります。
熱変異による寸法精度への影響は大きく、空調により熱変異を抑えた外部環境下で使用する、
熱による変形量の少ない構造とする、冷ましたり温めたりする機能を持たす、熱変異をセンシングして補正する、
様々に方策はあり、複合の対策がなされていると思いますが、工作機械メーカーによって、
”アンチ熱”を指向するメーカーと、”サーボフレンドリー”を目指すメーカーとがあるように思います。
もちろん、空調によって作業エリアの温度変化を減らす、機械内部も冷却ユニット稼働で熱を持たない、
というのが理想ですが、地球環境に優しい機械加工を考えますと、エネルギー消費の少ない
サーモフレンドリーが望ましい。
当社では工作機械を使っての切削・研削加工、そして人の手による仕上げ、組立調整作業
(モノによっては熟練者の手による研磨仕上げ)と、各々の部品要求精度にあわせ、複数工程にまたがって
仕上げていきます。どういう工程を踏みどの段階でどこまで仕上げるか、製品完成までの方法は無数にあり、
日夜頭を使うノウハウ部分です。その道具である工作機械選びも非常に悩ましいところです。
試行錯誤の量・行動量は努力で出来る事、今後も積極的に、将来づくりのための投資を続けて参ります!