社内教育訓練を実施しました!

2月23日、祝日の出勤日を利用しまして、社内教育訓練を実施しました。
四半期ごとに継続して取り組んでおります。
社員一人ひとり、習熟の段階は違います。
・基本を知る、基本を身に付ける段階の人
・身に付けた知識や基礎技能を基に、実戦(実務)で ”一人前”を目指す段階の人
・もっと良い方法、更にベターな方法はないか、”カイゼン”を進めていく段階の人
基本となる型があって、型破りがある。
ベースとなる知識が足りないと、考えてカイゼンしていく、その土俵に上がれません。
また、知識は、使ってみてこそ、行動につながってこそ、課題解決につながってこそ、
本来の意味を成す、と思います。
我々はものづくり企業、価値を生んでいるのは”現場”です。
より実戦(現場でのものづくり実務)に近いトレーニングを、
ということで取り組む内容にも毎回アレンジを加えています。
DXやAI、直近で騒がれているChatGPTの登場まで、現在は世の中の転換期にあると認識しています。
今まで必要だった知識とこれから必要となる知識が違ってくる可能性はあります。
ソフトの世界ではなく、ハードの世界、当社のような機械屋さん周辺では
1)作るモノはジワジワと変化している
2)使う道具もじわりじわりと進化している
3)道具をうまく使うために必要な知識も変化している
4)それ故、トレーニングそのもの、スキルの身に付け方も模索中、試行錯誤の中
5)とはいえ、高精度の”モノを作る上での原理原則”は今のところ変わっていない
将来は分かりませんが、目の前の現実を考えてみますと、上記のように考えています。
いかに原理原則を追究するか、それにはまずしっかりとした基本・基礎が身に付いていることが望ましい。
社員各々の段階で課題を発見し、一段づつ前進・向上していけるよう、精一杯支援していきたいと思います!
小さなSDGs
新型コロナウイルス感染、なかなか終息しません。
ノロウイルス等々、季節性なのかもしれませんが、その他の感染症の増加も聞きます。
当社ではトイレでの糞口感染防止に、アドレットという抗菌・抗ウイルス機能シートを便座蓋に貼り、
蓋を閉めて流すように習慣付けています(※洋式の蓋付便座に限っての話になります)。
当社の場合、洋式の蓋付便座は全て温水洗浄便座となっていますが、
温水洗浄便座の年間消費電力量は70~140kWhとのことで、
電気代(1kWh≒27円で試算した場合。昨今高騰中、今後さらに高くなりそう)は
1ヶ月で160円~315円、年間で1900円~3800円かかっていると試算されます。
『一般社団法人 省エネルギーセンター』の「家庭の省エネ大事典」によると、
未使用時には温水洗浄便座のフタを閉めていたほうが熱を逃がさず、再び便座を温める
必要がなくなるので、年間で34.9kWhの省エネになるとされています。
ただフタを閉めるだけなので今すぐでも実行可、34.9kWhx27円=942円の電気代節約になります。
電気を節約することは、CO2削減に貢献すること。
SDGsが掲げる17の目標のうち、『13.気候変動に具体的な対策を』に該当し、
節約と同時に地球温暖化防止に貢献することにもなります。
消費電力量34.9kWhの削減x四国電力2021年度のCO2排出係数0.527(kg-CO2/kWh)で試算しますと、
34.9x0.527≒18.39
非常にざっくりとした計算になりますが、1つの温水洗浄便座のフタを未使用時に閉めておくことだけで
年間CO2削減量がなんと18kg以上! まさに塵も積もればなんとやら、、、ですね。
当社の場合は大型舶用エンジン機器、特に燃料制御系ユニットにも関わらせて頂いており、
業界の、ディーゼルから脱炭素燃料への移行に、当社の持つ技術がなんらか貢献できないかと考えておりますが、
長期の目線で遠くの大きな改革に取り組むことと、目の前のやれば出来ること・凡事徹底すること、
バランスよく取り組んでいきたいと思います。
今後ともご指導のほど、宜しくお願いします!
2023年、本年も引き続き、宜しくお願い致します。
12月23日冬季賞与支給式を行いました! 本年も大変お世話になりました。
12月23日(金)、2022年冬季の賞与支給式が行われました。
あわせて会社から従業員全員に贈答品:今年はルーヴさんのフィナンシェ が贈られ、
じゃんけん大会にて、当社OBからの頂きモノ:佐賀県のれんこん8kg、
会社支給の手帳、頂き物のカレンダー類の早取り大会も行いました。
2022年、振り返りますと、当社にとって色んな変化(設備投資など前向きの変化、
コロナ禍に起因するハプニング含め)の多い一年でした。
当社理念は『どなんかするを誇りに どなんかできるを喜びに』というものですが、
特にコロナ対応においては、前例のない、誰にも正解の分からない出来事に、その場その場で考え
どうにかするしかない状況をなんとか乗り切れた/乗り切りつつある、と思います。
目先混乱したけれども、かえって標準化が進み、多能化・複線化といった対応力も強化
することができた、ディペンダビリティが向上したとプラスに捉えています。
当社は2022年12月29日~2023年1月3日まで冬季休暇とさせて頂きます。
本年も大変お世話になりました。
2023年も引き続きのご愛顧、ご指導ご鞭撻のほど、宜しくお願い致します。

事業再構築補助金・第7回公募『グリーン成長枠』にて採択いただきました!
2022年12月15日18時、事業再構築補助金・第7回公募の採択者発表があり、
『グリーン成長枠』にて申請しておりました当社事業が採択されました。
第1回公募『通常枠』での採択に続き、2回目の採択となります。
補助事業計画名は、『次世代船舶用エンジン向け超精密部品事業への新分野展開事業』というものです。
申請にあたり、事業計画書の概要を最大100字程度でまとめる箇所があります。
『脱炭素の潮流をチャンスと捉え、アンモニアや水素燃焼等次世代船舶用エンジン向け超精密バルブ製造事業へ
進出する。カーボンニュートラルへの貢献と当社オンリーワン事業の確立、真のサステナビリティを実現する。』
というものが当社事業概要の説明文となります。
最後の一文、『真のサステナビリティを実現する』と定まるのに3日かかりました。
温暖化、食料問題、我々人間の営みが継続してけるよう、地球環境に最大限配慮する姿勢も
込めておりますが、日本を支える中小企業者として、取り巻く商習慣上の忸怩たる思い、
それを打破していきたい思いもこの一文に込めています。
当社のリアル経営計画書として思いの詰まった申請書、採択/不採択にかかわらず、
その通りに行動していくつもりでしたが、幸いにも非常に大きな後押しを頂きました。
ご支援いただきました方々の期待に添えますよう、計画遂行に努力致します。
今後ともご指導のほど、宜しくお願い致します。
株式会社森川ゲージ製作所
代表取締役 森川正英