シャインマスカット2021
コロナ第4波、全国で感染拡大が続いています。早期の収束を心より祈念しています。
コロナ禍の中でも季節は移ろい、2021年も新緑の美しい時期となりました。
コロナ禍で、外出すること、移動することは劇的に減ってしまったかもしれませんが、
ふと立ち止まって周囲を眺めてみると、今まで気に留めなかった身の回りの日常で、
意外な再発見・・・という機会も多いのではないでしょうか?
2018年より収穫の始まったMGW産シャインマスカット、当社名誉社員の”研究”により、
年々プロ仕様に近付いています。5月中旬ながら、すでにぶどうの形になっております。
今年の出来栄えはどうなるでしょうか?
一房一房、大きさ、成長度合いも違っています。なぜ差が出来るのか、成長の早い房が
美味しくなるのか、美味しい房は意外と成長遅いのか、プロに聞いたりネット検索すれば
いきなり答えが見つかるのかもしれませんが、現場現実での試行錯誤に興味は尽きません。
当社および当社周辺での技能習熟者の傾向として、詳しいのは技術だけではなく、
多方面、身の回りのこと全般に詳しい方、興味の多い方が多いように感じます。
まさに、一芸に秀でる者は多芸に通ずる、一見関係ないようでも全ての活動はつながっており、
人の成長も技術の追求も、興味をもって観察する、これが原点ではなかろうかと考えます。
5月7日、社内教育訓練を実施しました!
当・森川ゲージ製作所、5月6日よりゴールデンウイークを明け、再始動しております。
取引先様などからのお問合せもまだ少ない5月7日(金)、社内教育訓練として、
現実の製品そのものを利用した、部品検査・実技テストを行いました。
2種類の部品を8分間という時間制限の中で、ノギス、外側マイクロメータ、
シリンダゲージを用いて寸法、表面粗さなどを検査する内容でした。
当社はものづくり企業です。
総務業務を除く、ものづくりに係る全ての職種において
『図面を読み取る力』および『正しく測定(評価)する力』という
基礎・基本となるスキルがどうしても必要、その訓練となります。
調べたらわかること、一般的に知られている事実を探すことは
インターネットが普及する今日において、そう重要ではないかもしれません。
しかし、やり方・方法が分かっても、その通りに出来るかどうか、
良いものが作れるかどうか、何度繰り返しても不具合とならないか、は別問題です。
実際に出来るか、その力があるか、というのはますます重要になると考えます。
当社においても、無人化自動化を進めておりますが、同じ材質の製品を同じ機械で
同じように加工したとしても、ミクロンやサブミクロンの世界で全く同じモノは出来ません。
常に変化しています。
微妙な変化にも対応し、同等に仕上げる、という点において現時点でも、
機械よりも訓練された人間のほうが精度の高いものづくりが可能です。
もちろん、名人芸のような作業に依存するのではなく、技術の力で数値化・可視化し
解決していくことにも注力していますが、微妙な変化を感じ取れる人材育成、
それには基本を大切に、基礎となる正しい知識を持つこと、そして知識だけではなく
実戦に裏打ちされた確かな技能の育成に注力して参ります。
今後ともご指導のほど、宜しくお願い致します!
2021年度入社式を行いました!
4月1日、2021年度の入社式を行いました!
入社記念式、その後、当社50期上半期の目標達成ということでの臨時賞与支給式、
そして恒例となっている当社社長による『”これまで”と”これから”』プレゼンを行いました。
コロナ禍の中で臨時賞与!? と思われるかもしれません。コロナの影響は当社にとっても甚大です。
とはいえ、当社の解決すべき課題・やるべき事は、コロナ前後でも変わりません。
今の環境下でも、『自分たちの努力でやれば出来ること』を、後回しにせず実行する。
当社社長のプレゼンも、現状をしっかり分析し、今後どう行動していくか、に力点のおかれたものでした。
入社記念式の中で、臨時賞与だけでなく、旭酒造様の『獺祭 磨き三割九分』も支給されました。
お酒を作ることも、油圧機器や舶用エンジン機器を作ることも、ものづくり、という点では同じです。
弱点と思われることをむしろ逆転の発想で強味にし、『グローバル・ニッチ』ブランドとして確立された
『獺祭』に当社もあやかりたい!
今後どう行動していくか、これからどれだけの行動が出来るのか、社員一同努力して参ります。
今後ともご指導のほど、宜しくお願い致します!
令和2年度後期・技能検定、合格者発表!
2021年も枝垂れ梅開花/祝日出勤日に全社教育訓練を行いました!
三寒四温の中ですが、確実に春が近づいています。
2021年も当社本社前の枝垂れ梅が開花しております。
6年ほど前に当社OBの名誉社員お二人に植樹頂いたものですが、少しづつ確実に、大きく育っています。
2月23日(火)、ご来訪者の少ない、祝日ながら当社出勤日を利用し、全社的な教育訓練を行いました。
訓練とはいえ、より実戦に近い訓練をということで、限られた時間内でのガチンコ勝負、今回の訓練内容は、
実際の製品にて、限られた時間の中で複数の検査項目で良否判定を行う、部品完成後の検査作業を行いました。
実戦では、初見であったり、4M変化点のある製品も含めて正しく評価することが必要です。
それには、図面を正しく読み取る力、寸法・表面粗さを正しく評価する力が必要
ということになります。当社内の生産に係るどの部門においても必須事項です。
当社では、『技術と技能は両輪』という考えを強く持っています。
”方法が分かる”ということも必要ですが、コンスタントに・安定的に・良品を生産できるか、を考えると
”繰り返し何度やっても正しく出来る”、ということも必要です。どちらが欠けても成り立たないと思います。
訓練後、ガチンコがゆえに、もっと出来たはずなのに・・という声も聞かれましたが、
成長支援は惜しまないつもりです。一喜一憂することなく皆で向上していければと考えています。