3DCAD、NCデータコミュニケータ導入!




6月30日、3DCADおよびNCデータコミュニケータを導入・設置いたしました。
そして、本日より操作指導・トレーニングを始めました。

『H28ものづくり補助金:第4次産業革命型』にも採択頂きました、当社のものづくり改革の一環です。
着手したばかりですが、経済産業省製造産業局調査員の方にも霞ヶ関よりご視察頂きました。

ダブっている業務・二度手間となっている業務を削減できないか? 簡素化できないか? 
特定の人に頼っている業務でも、何分の1かだけでも他の人が応援できるようにならないか? 
付加価値の少ないルーチン作業は自動化(できればニンベンのついた自働化)できないか? 
内段取りを外段取り化できないか? 別々に・直列的にしていることを、同時・並列的にできないか?

IoT・AIはじめ、”道具の進化”は目覚しいものがあります。
”道具”を使いこなし、より短時間で効率よく既存業務を行う。人は人らしく、より付加価値の高い業務に・・・
せっかくの活動を成果あるものにするために必要な着眼は、『部分最適≪全体最適』かと考えています。

従来からの、OJTによる社員のスキルアップ活動をベースとしつつも、便利ツールを活用することで、
より短期間でのスキルアップ、また、人の力量だけに依存しない仕組みづくりを目指します。

身の丈に合わせて段階的に、一段一段習熟していければと思います。


当社創業第一号の仕事は『松木庵様釣り鐘の彫刻』 本日お引取り式を行いました!


昭和30年1月、当社は精密仕上げ技術を基に、ゲージの製造から創業しました。
そして今現在は、油圧空圧機器の設計・製造へと第2創業しています。

しかし意外なことに、当社創業第一号の仕事は、『釣り鐘の彫刻』です。
創業当時、「せっかくなので形に残る仕事が良いのでは?」というご支援・お世話を頂き、
三木町田中の松木庵様の釣り鐘に、寄付者のお名前ほか鋳造会社様、『南無阿弥陀仏』などの
文字を彫刻した、というのが当社創業第一号の仕事です。
当社相談役、生え抜きOBなど、創業当初から関わりのあるごく一部の者しか知らなかった、
”森川ゲージあるある”です。

創業者・森川逸三のタガネによる手彫りですが、一文字も、止める・跳ねるといった線一本さえ
間違うことの許されない気の遠くなる緻密な作業、今見ても”恥ずかしくない仕事”なのだと感じます。
何年たってもモノとして形に残る、ものづくりの素晴らしさと怖さを垣間見た気がします。

この度、松木庵・松本様のご好意により、その釣り鐘を当社にお譲り頂けることとなり、
松本様、当社ゆかりの方お立会いのもと、本日お引取り式をさせて頂きました。

世代を超えて大切に管理されてきましたが、いまだ非常にしっかりとしています。
基礎には、がっちりとした石垣を組んでありますが、60年余りの間、手を付けていないそうです。
ひとつひとつの岩はどれも違っており、ひとつとして同じものはありません。しかし組み上がると
堅固な礎となっています。会社や組織においても、それを支える人は一人として同じ人はおらず、
この石垣になぞらえることができるのではないでしょうか?

『始まりがあるから、今がある』これまでの60年間の途方もない積み重ねのうえに今日があります。
当社の始まりとして、大切に展示・保管、語り継いで参ります。

これからの60年がどのように変遷していくのか、想像さえも出来ませんが、当社および当社にご縁のある方々が、なにがしかの形として記憶され継承されていくことを祈念します。
我々も、石垣を支える岩のひとつとして、努力する、ベストを尽くして参りたいと思います。

今後ともご指導のほど、宜しくお願い致します。



春の珍事?・・・珍客来訪の件

当社本社工場近くにて、タヌキが捕獲されました。
獣被害があり、地元・猟友会の方にワナを仕掛けて頂いていたのですが、犯人はタヌキだったようです。
田舎町の三木町とはいえ、本社周辺は住宅に囲まれており、驚きを隠せません。

ところが、さらに驚きのことが起こりました!




獣被害があったとはいえ、見た目は意外とかわいいもんだ、と数日様子をみていたところ、
『みゃ~みや~』と猫の鳴き声のような声がします。・・・なんと子供が5匹も産まれていました。
狭い檻の中でかわいそうかとエサを与えると、人の手からでも食べます。

後日、猟友会の方に引き取って頂き(施設に引き取って頂くか、山へ放逐されるそうです)ましたが、
春の珍事でした。


会社案内を更新しました!


ついに! 完成致しました!

当社の会社案内は15年ほど前に製作したものを使い続けてきましたが、この度最新版に更新しました!

主力工場を移したこと、新棟を増築したこと、社長が交代したこと、コアバリュー再構築プロジェクトにより、
当社の理念をコアバリューカードにまとめたことなど、特にここ5年の間に外観上も含め、様々に変化しております。

社内においても、創業期から現在までの変遷を正しく語り継ぐ、その機会を増やすとともに、
はじめて当社と接する方々に対しても、『森川ゲージ製作所という会社の現時点の姿を少し整理』してみました。

当初、製作日数2ヶ月程度のスケジュールで着手したものの、どんどんこだわりが出てしまい、制作会社様を
さんざん困らせてしまいました。気付けばちょうど半年、スケジュールを超過していました。
ご迷惑をおかけしました。この場を借りてお詫び申し上げます。

形として残る以上、納得のいくものを。
言葉ひとつ、上辺だけのものではないように、当社の思いが正しく伝わるように、と考えたつもりです。

ご縁があり、当社会社案内を手にされました方、出来れば捨てずに持ち続けて頂けますよう、お願い致します!





シンコーメタリコン様を見学させて頂きました!




5月9日大安吉日、滋賀県湖南市にありますシンコーメタリコン様に当社社長が訪問しました。

シンコーメタリコン様は”容射”という特殊技術のパイオニア、サポイン採択5回、現代の名工2名、
黄綬褒章受賞者1名輩出、また、当社の扱う油圧機器の今後においての親和性も感じ取れました。

技術面でのニッチトップということもさることながら、”人を大事にする経営”を標榜され、様々な取り組み
福利厚生も充実されておられますが、ベースにある社員の方の節度と理解、会社の考え方=理念の共有度合い、
浸透度合いは圧巻でした。2014年度『滋賀でいちばん大切にしたい会社』にも選ばれておられます。

技術の前にある大切なもの、人物や会社としての成熟あっての技術・技能、再認識させて頂きました。

現状の当社では足元にも及びませんが、先進企業に学んで参りたいと思います。